DeepSeekの使い方ガイド!Web/スマホ/ローカル/APIそれぞれで徹底解説

DeepSeekは、中国のスタートアップ「深度求索(Deepseek)」が開発した無料の対話型AIチャットサービスです。

本記事では、DeepSeekの基本的な仕組みから使い方、注目すべき特徴や活用例を短くまとめて解説します。

Webやアプリ、ローカル、APIなど多彩な利用方法をカバーしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

仲 思成
著者: 仲 思成

AI導入.comを提供する株式会社FirstShift 代表取締役。トロント大学コンピューターサイエンス学科卒業。株式会社ANIFTYを創業後、世界初のブロックチェーンサービスを開発し、東証プライム上場企業に売却。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにコンサルタントとして入社。マッキンゼー日本オフィス初の生成AIプロジェクトに従事後、株式会社FirstShiftを創業。

DeepSeekとは

(出典 Deepseek)

Deepseekの概要

DeepSeekは、中国のスタートアップ企業「深度求索(DeepSeek)」が開発した大規模言語モデルを活用する対話型AIチャットサービスです。

完全無料で利用できることが特徴で、ChatGPTやGeminiのようなサービスが得意とする文章生成に加え、複雑な思考推論長文コンテキスト解析も扱えます。

DeepSeekが提供する生成AIモデル

Deepseekでは、主に2つのモデルを提供しています。

「Deepseek-R1」は高度な論理推論と長文処理に対応しているモデルです。

「Deepseek-V3」は汎用性と応答速度を重視した軽量モデルです。

基本的はDeepseek-V3で十分ですが、複雑な思考過程を求める場合はR1モデルを使うのが良さそうです。

DeepseekをWebブラウザで利用する方法

Deepseekは公式サイト(chat.deepseek.com)にアクセスして登録することですぐに利用開始できます。

以前は文章生成のみが中心でしたが、今ではボタン一つで深く考えるモードや検索モードを切り替えて、最新の情報や論理的な推論を重視した対話が可能になりました。

英語・中国語のUIであっても、日本語入出力には充分に対応しています。

Deepseekをスマホアプリで利用する方法

iOS/Android向けアプリをストアからダウンロードし、無料で利用開始します。

写真やPDFのOCR読み取り機能など、過去には実現が難しかった多機能連携もいまは搭載済みで、ユーザーが手軽に複雑なドキュメントを要約したり翻訳したりできます。

日本語UIに対応しているため、操作に迷いにくい点もメリットです。

Deepseekをローカル環境で利用する方法

(出典 Ollama)

1. Ollamaのインストール

まず、Ollamaの公式サイト(https://ollama.com/download)から、ご使用のオペレーティングシステムに対応したインストーラーをダウンロードします。

​ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを進めてください。

​インストールが完了したら、コマンドプロンプト(Windows)またはターミナル(macOS/Linux)を開き、以下のコマンドを入力してバージョン情報を確認します。​

ollama --version

これにより、インストールが正常に完了したことを確認できます。​

2. DeepSeek-R1モデルのダウンロードと実行

次に、DeepSeek-R1の軽量モデルをダウンロードし、実行します。

Ollamaでは「GGUF」形式のモデルを使用する必要があります。

今回はサイバーエージェント社が公開している日本語にチューニングしたGGFU形式のモデルを使用します。

GGUF形式に変換されたモデル「DeepSeek-R1-Distill-Qwen-32B-Japanese-GGUF」がHugging Face上で公開されているのでこれを使用します。

モデルのダウンロードと実行は、以下のコマンドで行えます。​

ollama run hf.co/grapevine-AI/DeepSeek-R1-Distill-Qwen-32B-Japanese-GGUF

このコマンドを実行すると、モデルのダウンロードが開始されます。

​モデルのファイルサイズは一般的に大きくなりがちなので、ダウンロードには時間がかかる場合があります。

​途中でエラーが発生した場合でも、再度同じコマンドを実行することで、ダウンロードが継続されます。​

ダウンロードが完了すると、Ollamaのインターフェースが起動し、モデルとの対話が可能になります。

3. Ollamaの停止方法

Ollamaのセッションを終了する際は、コマンドプロンプトで「/bye」と入力することで、モデルとの対話を終了できます。​

​OllamaでDeepseekを利用するときの注意事項

注意事項1

​モデルのサイズに応じて、必要なシステムリソースが異なります。

​例えば、14Bモデルは約9GB、32Bモデルは約19GBの容量を必要とします。

​また、モデルの実行には相応のCPUおよびGPU性能が求められます。​

注意事項2
:​

ローカル環境でモデルを実行することで、データが外部に送信されるリスクを軽減できます。

​しかし、モデルの使用に際しては、常に最新のセキュリティ情報を確認し、適切な対策を講じてください。​

DeepseekをAPIから利用する方法

(出典 python)

公式APIプラットフォームからAPIキーを取得し、外部アプリケーションに組み込む方法です。

以下では、APIキーの取得からリクエスト送信までの基本手順をまとめます。

1. APIキーの取得と環境変数の設定

まずはDeepSeekのウェブサイトにログインし、「Billing → API keys」を選択してAPIキーを生成します。

生成されたAPIキーは、アプリケーション内で安全に扱うことが重要です。

環境変数を使用する場合は、以下のように設定しておくと便利です。

export DEEPSEEK_API_KEY=your_api_key_here

鍵となる情報をソースコードに直接書き込んでしまうと、セキュリティ上のリスクが高まります。

公開リポジトリや第三者が閲覧できる場所には、APIキーが含まれないよう十分に注意してください。

2. APIリクエストの送信方法

APIキーを取得して設定が完了したら、DeepSeek R1にリクエストを送信して実際に機能を呼び出します。

以下にPythonを使ったサンプルコードを示します。

requestsライブラリを利用し、リクエストヘッダーにAuthorizationとしてBearerトークン形式のAPIキーを付与します。

import requests

headers = {
    "Content-Type": "application/json",
    "Authorization": f"Bearer {DEEPSEEK_API_KEY}"
}

data = {
    "model": "deepseek-chat",
    "messages": [{"role": "user", "content": "こんにちは"}]
}

response = requests.post(
    "https://api.deepseek.com/v1/chat/completions",
    json=data,
    headers=headers
)

ここでは、modelに使いたいモデル名を指定し、messagesの中に利用者側からのメッセージを含めます。

レスポンスとしてDeepSeek R1の出力を得ることができます。

効果的なプロンプト設計とチューニング

DeepSeekを最大限に活用するには、プロンプトの作り方とモデル設定を工夫する必要があります。

プロンプトを作る時には明確な指示を与えることが、精度の高い回答を得るポイントです。

例えば、「DeepSeekに旅行プランを考えてもらいたい」ときは、以下のように詳細を具体的に書き出すと良いでしょう。

6月にヨーロッパ諸国を一週間以内で旅するプランを提案してください。予算はなるべく抑えつつ、安全面や快適性も確保したいと考えています。以下の要素を含めて詳細に教えてください。  

1. 訪問先の国・都市のおすすめ  
   - 初心者でも楽しめる主要都市や穴場スポットがあれば知りたい。  
2. 移動手段の提案  
   - 飛行機・鉄道・バスなど、効率よく複数都市を回る方法があれば教えてほしい。  
3. 宿泊先の選択肢  
   - 料金を抑えつつも安全で快適なホテルやホステルのおすすめ。  
4. 観光・アクティビティ情報  
   - 主要な観光名所に加え、地元ならではの体験や季節限定イベントなど。  
5. グルメ情報  
   - 地域の名物料理や、お得に楽しめるレストラン・カフェなどを提案してほしい。  
6. 旅の総額概算  
   - フライト、鉄道、宿泊費、食事、観光などを含めた、おおよその費用の目安を示してほしい。  

日程は一週間以内を想定していますが、限られた期間内で最大限楽しめるルートやスケジュール、予算別プランもつけてください。

このように要件を具体的に指示することで精度の高い回答を得ることができます。

DeepSeekの活用事例

DeepSeekをどのように応用できるかを示します。

ビジネスやコーディング、長文解析など、多彩な活用事例について整理します。

ビジネス文書の自動校正・要約

DeepSeekはビジネス用の書類にも活用できます。

報告書や契約書をアップロードし、誤字脱字や表現の仕方を自動で校正することができます。

長文を数行に要約する機能もあるため、内容を素早く把握するのに役立ちます。

プログラミング支援

コード生成だけでなく、エラー修正やアルゴリズム提案まで一貫したプログラミング支援が可能です。

PythonやC++のコードを入力し、「この不具合を修正してください」と依頼すると、論理的に修正案を提示します。

高度なバグ修正にも対応するため、開発現場での効率向上が見込めます。

長文テキストの解析

R1モデルは128Kトークンという長文のテキストを解析できるため、研究論文や技術資料を一度に読み込み、要点を整理できます。

過去には一度に扱える文章量が制限されていましたが、今では長文をまとめて解析し、論理構造を把握しやすくなりました。

情報検索とレポーティング

DeepSeekの検索モードをオンにすると、インターネットから最新情報を検索して参照URLとともに回答を提示します。

リサーチやレポート作成の場面で、膨大なWeb情報を横断的に調査でき、生産性が高まります。

まとめ

DeepSeekは無料で使えて、高度な思考推論から長文解析までこなす中国発の対話型AIサービスです。

Web・アプリ・ローカル・APIと、多彩な使い方を選べるので、自分の作業に合わせた最適なモデルを活用してみてください。

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