【Claude解説】最新チャットAIクロードの使い方完全マニュアル最新版

AI導入.com」では、企業や研究者が効果的にAIを活用するための情報発信を行っています。今回取り上げるのは、チャットAI市場で急速に注目を集めているClaude(クロード)です。最新情報と活用方法を徹底解説します。2024年に大幅アップデートを受けたClaudeの新機能から、実践的な活用方法まで、初心者から上級者まで役立つ情報をお届けします。

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仲 思成
著者: 仲 思成

AI導入.comを提供する株式会社FirstShift 代表取締役。トロント大学コンピューターサイエンス学科卒業。株式会社ANIFTYを創業後、世界初のブロックチェーンサービスを開発し、東証プライム上場企業に売却。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにコンサルタントとして入社。マッキンゼー日本オフィス初の生成AIプロジェクトに従事後、株式会社FirstShiftを創業。

この記事のポイント

  • モデル別比較で自分に合ったClaudeを選べる

    3種類のモデル(Sonnet/Opus/Haiku)の特徴や用途が明確に比較されているため、自分のニーズや予算に合った最適なモデルを瞬時に判断できます。

  • 新機能や性能向上ポイントを一目で理解

    従来モデルや他社モデルと比較した性能向上データが提示されており、学術知識からコーディング能力まで、Claudeがどれだけ強化されたかを即座に把握できます。

  • 簡単な手順で始められる導入ガイド

    アカウント作成から料金プランの選び方まで、ステップ毎にまとめられているため、「どうやって使い始めるの?」という疑問がすぐに解決します。

  • 効果的なプロンプト設計の具体例を確認可能

    背景情報の共有やロールプレイ設定など、「こうプロンプトを工夫すればもっと精度が上がる」といったヒントがあり、すぐに実践可能です。

  • 高度機能MCPやAPI利用の解説でさらなる活用へ誘導

    MCPやAPIを利用した外部データ連携の事例が示されているため、基本的な使い方をマスターした後、より高度な活用法を追求したくなる動機づけにつながります。

Claudeの進化と最新機能

Claude のモデルごとの比較

Claude3にはユーザーのニーズに合わせて最適化された3つのモデルがあり、使えるモデルが無料版と有料版で異なります。

モデル名 特徴 用途 料金プラン
Claude 3.5 Opus - 最高性能モデル - 複雑なタスクに対応 - 高度な理解力と流暢さ - 高度な分析 - 複雑な問題解決 - 研究支援 Pro(月額$20)
Claude 3.5 Sonnet - バランスの取れた性能 - Opusの2倍の速度 - 自然なトーンでのコンテンツ作成 - 知識検索 - 営業自動化 - 一般的なタスク Free(無料) Pro(月額$20)
Claude 3.5 Haiku - 最速・最軽量モデル - 3秒以内の高速処理 - コンパクトで効率的 - 簡単な問い合わせ - 迅速な応答が必要なタスク Pro(月額$20)
  • Claude 3.5 Sonnet

Claude 3.5 Sonnetはバランスの取れた性能で、最大20万トークンという広いコンテキストウィンドウを活用した長文生成や自然な日本語でのテキスト作成が得意です。無料プランも提供しており、初めてClaudeを使う方におすすめです。

  • Claude 3 Opus

高精度な生成を得意とするClaude 3 Opusは、特にビジネスや研究用途において優れたパフォーマンスを発揮します。レポートや複雑なデータ分析が必要な場面で力を発揮しますが、利用には有料プランが必要です。

  • Claude 3 Haiku

Claude 3 Haikuは高速処理を重視しており、短文生成やリアルタイム対応が求められるタスクに適しています。シンプルなタスクを低コストで処理したいユーザーに向いています。

従来からの主な改善点

Anthropic社のClaudeシリーズは、生成AI市場において着実に進化を遂げています。本記事では、Claude 3.5 Sonnetを中心に、従来モデルおよび他社の主要モデルとの比較から、性能向上の具体的なポイントを解説します

引用元:Anthropic Claude 3.5 Sonnetの公式ページ

https://www.anthropic.com/news/claude-3-5-sonnet

1. 学術的知識の向上

  • ポイント: Claude 3.5 Sonnetは、特に知識分野においてGPT-4oと並ぶ高スコアを維持しつつ、従来モデルよりも正確性が向上しています。

Claude 3.5 Sonnetは、学部レベルの知識テスト(MMLU)において、**88.7%(5-shot)**という高スコアを達成しました。従来モデルであるClaude 3 Opus(85.7%)や他社モデル(GPT-4oの88.7%、Gemini 1.5 Proの85.9%)と比較して、最も優れた結果を示しており、学術的な知識の正確性と幅広さが強化されています。


2. コーディング能力の大幅な改善

  • ポイント: 開発者向けのタスク、例えばコードの自動生成や修正において、Claude 3.5 Sonnetは他社モデルと比較してリーダー的存在になっています。

コード生成能力を測定するHumanEvalテストでは、Claude 3.5 Sonnetは**92.0%**という圧倒的なスコアを記録しました。Claude 3 Opus(84.9%)やGPT-4o(90.2%)を上回り、プログラミング分野での利用価値が大幅に向上しています。


3. 多言語対応能力の向上

  • ポイント: 多言語環境での学術タスクや専門的な計算タスクへの対応力が強化されています。

数学問題における多言語対応能力(MGSM)では、Claude 3.5 Sonnetは**91.6%**を達成し、Claude 3 Opus(90.7%)を超えました。この点は、他の生成AIモデルと比較しても際立っています(GPT-4o:90.5%、Gemini 1.5 Pro:87.5%)。


4. 推論能力の精度向上

  • ポイント: 高度な読解や推論が求められるタスクにおいて、Claude 3.5 Sonnetは大きな進化を遂げています。

複雑な文章をもとに推論を行うDROPテストでは、Claude 3.5 Sonnetは**87.1%**を記録し、Claude 3 Opus(83.1%)を上回りました。他社モデルではGPT-4o(83.4%)、Gemini 1.5 Pro(74.9%)といった結果となっており、Anthropic社のモデルが優位性を持っています。


5. 数学的思考と問題解決能力の向上

  • ポイント: 数学的な問題解決力が大きく進化し、教育用途でも利用価値が高まっています。

数学問題解決テスト(MATH)では、Claude 3.5 Sonnetは71.1%と、Claude 3 Opus(60.1%)を大幅に上回りました。さらに、小学校レベルの算数(GSM8k)においても、Claude 3.5 Sonnetは96.4%という他社を凌駕するスコアを記録しています(Claude 3 Opus:95.0%、GPT-4o:94.1%)。


総合的な性能向上

Claude 3.5 Sonnetは、総合的な評価(BIG-Bench-Hard)において**93.1%(3-shot CoT)**を達成しました。Claude 3 Opus(86.8%)や他社モデル(GPT-4o:未公開、Gemini 1.5 Pro:89.2%)を超える結果であり、幅広い分野での適用力が確認されています。

Claudeをはじめる

アカウント作成の手順

Claudeの公式サイトにアクセスします。Googleアカウントとの連携か、メールアドレスのどちらかを選択します。

電話番号を入れてSMS認証を行います。「18歳以上であること」にチェックを入れます。

SMS認証が完了したら、自分の本名とニックネームを入力します。

料金プランの選び方

「Claude」には、ユーザーの多様なニーズに応じた複数の料金プランが用意されています。各プランの特徴を理解し、目的や用途に適した選択をすることが重要です。

プラン名 対象 価格 利用可能モデル 主な特徴
Freeプラン 個人 無料 Claude 3.5 Sonnet 約4~5時間ごとに10回程度の利用制限あり。画像やドキュメントへの質問が可能。
Proプラン 個人 月額20ドル(約2,990円) Claude 3.5 Sonnet、Claude 3 Opus、Claude 3 Haiku 無料プランの5倍のメッセージ使用が可能。優先帯域幅と可用性、新機能の早期アクセス。
Teamプラン 法人 月額25ドル(約3,738円)※5名から利用可能 Claude 3.5 Sonnet、Claude 3 Opus、Claude 3 Haiku Proプランより多くの使用が可能。コラボレーション機能、中央請求および管理。
Enterpriseプラン 法人 要問い合わせ Claude 3.5 Sonnet、Claude 3 Opus、Claude 3 Haiku Teamプラン以上の使用量。拡張コンテキストウィンドウ、シングルサインオン(SSO)、きめ細かな権限設定など。

選択のポイント:

  • 個人利用での軽い使用:まずは無料のFreeプランで試用し、基本的な機能や性能を確認するのがおすすめです。
  • 頻繁な利用や高度な機能が必要な場合Proプランでは、より多くのメッセージ使用や優先的なアクセス、新機能の早期利用が可能です。
  • チームでの利用Teamプランは、コラボレーション機能や中央管理が必要な法人向けで、複数人での効率的な利用が可能です。
  • 大規模な法人利用Enterpriseプランは、拡張機能や高度な管理機能が必要な企業向けで、詳細はAnthropic社への問い合わせが必要です。

Claudeプロンプトガイド

明確なゴールを設定し、質問の背景情報を共有する

Claudeが正確に応えるためには、単にタスクを指示するだけでなく、「なぜそれが必要なのか」という背景情報を共有することが重要です。

例:マーケティング資料の作成

  • 悪いプロンプト例:

    「商品の宣伝資料を作ってください。」

  • 良いプロンプト例:

    「ターゲットは20代の女性で、美容に興味がある層です。この資料は商品の初期販売キャンペーン用で、SNS広告に使用されます。100~150字程度で、キャッチコピーとポイントを簡潔にまとめてください。」

Claudeは、背景情報を理解することで、よりターゲットに適した内容やトーンを提案できるようになります。

ロールプレイや専門家設定を活用する

Claudeを特定の役割に設定することで、回答の視点が明確になり、より具体的な提案やアウトプットを得ることができます。ここでは、ロールプレイにシチュエーションを加えることでさらに精度を上げる方法を紹介します。

例:経営戦略の提案

  • 悪いプロンプト:

    「経営戦略を考えてください。」

  • 良いプロンプト:

    「あなたは外部コンサルタントで、クライアント企業は中小規模の食品メーカーです。売上が昨年比で15%減少しており、業界平均を下回っています。状況を改善するための具体的な経営戦略を、①現状分析、②目標設定、③アクションプランの順で説明してください。」

シチュエーションを具体化することで、Claudeは単なる戦略提案ではなく、現実的で実行可能な内容を生み出せます。

Claudeの高度な使い方

Claude MCPとは

「Claude」の新機能である**Model Context Protocol(MCP)**が注目を集めています。MCPは、AIモデルと外部データソースやツールをシームレスに統合するための革新的なプロトコルで、これによりAIの活用がさらに進化しました。

  • MCP(Model Context Protocol)は、ClaudeをはじめとするAIと外部システムを結びつけるためのプロトコルです。これにより、ユーザーは以下のような高度な機能を活用できます。
  1. 外部データへのアクセス

    MCPを使用することで、Claudeはリアルタイムで外部データを参照し、最新の情報をもとに回答を生成します。例えば、Web検索を統合することで、最新のニュースや市場動向を調べながら意思決定をサポートします。

  2. ツールとの連携

    スプレッドシート、クラウドストレージ、IDE(統合開発環境)など、さまざまなツールと統合可能です。これにより、AIを活用したデータ処理やプログラミング作業がスムーズに行えます。

  3. オープンなプロトコル

    MCPはオープンスタンダードとして設計されており、カスタムアプリケーションにも柔軟に統合できます。企業の独自システムに組み込むことも可能で、業務効率化に寄与します。

MCPの詳しい解説はこちら

Claude MCPの基本と使い方・導入方法を徹底解説
Claude MCPの基本と使い方・導入方法を徹底解説

APIとは

API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェア同士が機能やデータをやり取りするために定義されたインターフェイスのことです。より簡単に言えば、異なるアプリケーションやサービスが互いに連携・通信する際の“窓口”となる仕組みを指します。典型的な例としては、以下のような場面でAPIが用いられています。

  • SNSとの連携
    他のサービスやアプリケーションからSNSの投稿・取得が行える機能。
  • 地図サービスとの連携
    レストラン検索サービスなどが、地図情報を外部のマップAPIから取得し表示する。
  • 決済機能の実装
    ECサイトやアプリがクレジットカード会社や決済サービスのAPIを利用して安全に決済処理を行う。

APIを活用することで、開発者は自分で一から機能を開発する手間を省き、既存のサービスやデータを再利用できます。これにより、ソフトウェア開発の効率化や機能拡張が容易になります。

まとめ

Claudeは、シンプルでありながら強力なAIソリューションとして、個人や企業の生産性を大幅に向上させる可能性を秘めています。その柔軟性と拡張性により、多様なニーズに応えることができ、今後さらに進化し続けることでしょう。Claudeの導入を検討している方は、この革新的なAIがもたらす可能性をぜひ体験してみてください。

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