HeyGenの料金体系は?無料・有料プランそれぞれの特徴を徹底解説
わずか数クリックでアバター動画を作成できる「HeyGen」は、AIを活用した人物映像の生成ツールとして大きな注目を集めています。2024年8月のプラン改定以降、無料枠や有料プランの内容がより使いやすい形に変わりました。
また、弊社では「AI使いたいが、どのような適用領域があるのかわからない…」「AI導入の際どのサービス提供者や開発企業を組めばいいかわからない…」という事業者の皆様に、マッキンゼーやBCGで生成AIプロジェクトを経験したエキスパートが完全無料で相談に乗っております。
興味のある方はぜひ以下のリンクをご覧ください:
代表への無料相談はこちら

AI導入.comを提供する株式会社FirstShift 代表取締役。トロント大学コンピューターサイエンス学科卒業。株式会社ANIFTYを創業後、世界初のブロックチェーンサービスを開発し、東証プライム上場企業に売却。その後、マッキンゼー・アンド・カンパニーにコンサルタントとして入社。マッキンゼー日本オフィス初の生成AIプロジェクトに従事後、株式会社FirstShiftを創業。
1. スピーディに作れるHeyGenの魅力
HeyGen 公式サイト
HeyGenは、テンプレートの豊富さと直感的に操作できるUIが強みで、動画編集の専門知識がない方でもアバター動画を簡単に作成できます。スクリプト(文字)を入力するとAIアバターが読み上げ、背景や字幕なども数クリックで追加可能。短時間で“それっぽい”動画を仕上げられるため、SNS向けの短尺コンテンツや企業の製品紹介動画・研修動画など幅広いシーンで活用されています。
この記事ではHeyGenの料金体系について詳しく解説しますが、そもそもHeyGenとは何か、その概要を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2. 最新の無料プランの概要
かつてHeyGenの無料プランでは「アカウント作成時に1クレジット付与 ⇒ 1分動画を1本作れる」という仕組みでしたが、2024年8月以降は無料枠が大幅に拡充されました。
- 月3本の動画まで作成可能
- 1本あたり最長3分
- 720p解像度
- ウォーターマークが挿入される
無料登録にはクレジットカードは不要で、気軽に始められます。SNS投稿や個人的なテスト用途などであれば、この範囲内でも十分試せるでしょう。一方、ウォーターマーク除去や1080p以上の高解像度、より長い動画を作る場合は有料プランが必要になります。
3. 有料プランの種類と内容
HeyGenには、個人利用向けの「Creatorプラン」、複数人でのチーム利用向けの「Teamプラン」、そして大規模企業向けの「Enterpriseプラン」が存在します。いずれの有料プランでも無制限に動画を生成可能になったのが大きな魅力です(1本あたりの最長時間に上限あり。詳細はプランごとに異なる)。
HeyGen 公式サイト
3-1. Free(無料)プラン
-
料金:$0(クレジットカード不要)
-
上限:
- 月3本まで
- 1本あたり最長3分
-
解像度:720p
-
ウォーターマーク:あり
※冒頭で紹介したように、まずは試してみたい方・お試しの動画作成に最適なプランです。
3-2. Creatorプラン(個人向け)
-
推奨ユーザー:YouTuberや個人事業主、フリーランスなど
-
料金:月額$29(※年契約で月あたり$24)
-
特徴:
- 動画作成本数無制限
- 1本あたり最長5分まで
- 1080p解像度で書き出し
- ウォーターマークなし
- ブランドキット(ロゴやカラー設定)利用可
- インスタント字幕生成 など
個人クリエイターに必要な機能は網羅しており、無制限でガンガン作成できるのが強みです。長尺動画(5分超)や複数メンバーでの共同作業が必要ない場合は、このプランだけで十分なことが多いです。
3-3. Teamプラン(法人・チーム向け)
-
推奨ユーザー:企業のマーケ・営業チーム、教育部門など
-
料金:月額$89/ユーザー(※年契約で月あたり$69/ユーザー)
-
特徴:
- 動画作成本数無制限
- 1本あたり最長30分まで作成可
- 1080p解像度
- ウォーターマークなし
- カスタムAIアバター1体+対話型アバター1体がユーザーごとに含まれる
- マルチユーザー用ワークスペースでの共同編集
- ユーザー毎のロール&権限管理、テンプレート共有
- 法人チーム向けのサポート優先度が高い
1ユーザーあたり30分までの長尺動画を作成できるため、教育・研修動画やプレゼン用コンテンツなどボリュームある映像が必要なケースにも対応可能。さらに、カスタムアバターが標準で含まれるため、たとえば自社の社員や社長をアバター化し、社内外向けの動画コンテンツを効率的に作成できるのが強みです。
3-4. Enterpriseプラン(大規模企業向け)
-
推奨ユーザー:大手企業・大規模プロジェクト
-
料金:要問い合わせ(利用規模に応じた見積もり)
-
特徴:
- 長さ無制限・本数無制限
- 4K解像度での出力
- SSO対応や監査ログなど高度なセキュリティ機能
- カスタムアバター複数体対応、スタジオ品質での収録オプション
- 専任カスタマーサクセス担当によるサポート
大量の動画コンテンツを作り続ける場合や、セキュリティ要件の厳しい企業、独自カスタマイズが必要な環境ではEnterpriseプランが適しています。
4. 月額 vs 年額の料金比較
HeyGenは月払い・年払いが選択可能で、年額一括払いにすると最大22%の割引が適用されます。例えばCreatorプランは月額$29 → 年払いにすると$288/年(実質$24/月)となり、長期利用予定の方にとってお得です。
-
Creatorプラン:
- 月払い:$29/月
- 年払い:$288/年(1カ月あたり$24)
-
Teamプラン:
- 月払い:$89/月/ユーザー
- 年払い:$828/年/ユーザー(1カ月あたり$69)
提供機能自体は月額・年額で変わりません。ただし、年払いだと一括支払いとなりますので、契約期間内で解約する可能性が低い方に向いています。
5. プラン選びのポイント
-
動画の長さ・本数
- 短尺(5分以内)でOKならCreatorプランでも十分。無制限に作れます。
- より長い動画(最大30分)を法人チームで共同作業するならTeamプランを検討。
- 大量かつ長編動画(30分超)を必要とする、または4K画質を求めるならEnterprise。
-
チームコラボや権限管理
- 個人クリエイターならCreatorでOK。
- 複数メンバーで同時に編集したい場合はTeamプラン以上でワークスペース共有や権限管理機能を使えます。
-
ブランド・カスタムアバター
- 自社専用AIアバターを使いたい場合、Creatorプランでは別途オプション購入が必要。
- Teamプラン以上なら契約内にカスタムアバターが1体含まれるため追加費用が抑えられます。
-
サポート体制
- 個人向けは主にヘルプセンターやメール対応中心。
- 法人向けは優先度の高いサポートや専任担当が付き、導入・運用時のフォローが充実しています。
-
最新情報を要確認
- HeyGenは機能追加や料金プラン変更を定期的に行います。契約前に公式サイトで最新の料金体系・機能一覧を確認しましょう。
6. 他の類似サービスとの比較
サービス名 | 無料プラン | 有料プランの価格帯 (月額)※ | 動画生成制限 | 解像度例 | 主な特徴・補足 |
---|---|---|---|---|---|
HeyGen | あり(月3本まで3分/720p) | - Creator:$29(年契約$24)- Team:$89/ユーザー(年契約$69)- Enterprise:要問い合わせ | - 無制限(※プランごとの最長尺あり)(Creator / Team / Ent.) | 最大4K(Ent.プラン)Creator/Teamは1080p | - 動画作成が無制限- カスタムアバターや対話型アバター対応(Teamプラン以上)- チーム向けの共同編集機能(Team) |
Synthesia | お試し(年間36分まで)※条件付き | - Starter:$29程度(年払い)- 企業プラン:要問い合わせ | - 分数上限あり(Starter)超過時は追加料金 | 最大1080p | - 企業向けサポートと高品質アバター- 140以上の多言語対応- 大量動画作成にはやや割高 |
DeepBrain AI(AI Studios) | あり(月3本まで3分/720p) | - Personal:$29(年払い$24)- Team:$69〜/ユーザー(年払い時)- Enterprise:要問い合わせ | - 無制限(※Personalは1本10分 / Teamは30分) | 最大1080p(Enterpriseで4K可) | - HeyGenに近い機能・価格帯- アバター数は70体以上(Teamは125体以上)- スクリプト自動生成ツールなど独自機能 |
D-ID(Creative Reality) | 14日間のトライアル | - Lite:$5.9〜- Pro:$29〜- Advanced:$196〜- Enterprise:要見積 | - クレジット制(分数ごとに消費)無料枠終了後は追加購入必要 | 720p〜1080pプラン有 | - 写真から人物を生成する機能に強み- 従量課金制で少量利用に適する- 長尺・大量利用は割高 |
※プラン料金はおおよその月額目安(年契約時の割引価格を含む)や公式サイト記載に基づきます。国や契約条件により異なる場合があります。
AIで人物動画を生成するサービスはHeyGen以外にも複数あります。ここでは代表的な3社をピックアップし、料金や特徴を簡単に比較します。
-
Synthesia
- 企業向けの機能が充実しており、高品質なアバターを提供。
- 月額$29(年払い時)で始められる個人プランはあるが、動画生成分数に厳しい上限があり、追加分数は別料金。
- 大量に動画を作る場合はコストが膨らみやすい。
-
DeepBrain AI(AI Studios)
- HeyGenと同じく無料プランや無制限プランを展開。価格帯も非常に近い。
- 個人プランで最大10分までの動画が作れたり、標準で70体以上のAIアバターが利用できる。
- HeyGenよりアバター数が少ないものの、独自のスクリプト生成ツールなどの機能も提供。
-
D-ID(Creative Reality Studio)
- 写真から人物が話す動画を手軽に作れるサービス。
- クレジット制(従量課金型)で短い動画を少数作る場合には低コスト。
- ある程度長尺・大量に作るならHeyGenなど定額プランの方がコスパが良い。
まとめ:
- 大量の動画を継続的に作るなら、HeyGenのように無制限プランがあるサービスが総コストを抑えやすい。
- クオリティ重視かつ大規模導入ではSynthesiaが選ばれるケースも多いが、コストは高め。
- DeepBrain AIはHeyGenとほぼ同等の価格・性能で、細部の使い勝手やUIで好みが分かれる。
- D-IDはスポット利用には向くが、無制限用途には不向き。
まとめ
HeyGenは無料プランから始められ、本格利用の有料プランでは動画生成が無制限になったことで、コスパの良いAIアバター動画ツールとしてますます注目を集めています。
- 無料プラン:月3本、3分まで、720p & ウォーターマーク付き
- Creatorプラン(個人):月額$29、動画最長5分、無制限生成、1080p
- Teamプラン(法人):月額$89/ユーザー、動画最長30分、無制限生成、共同編集・優先サポート
- Enterpriseプラン:さらに4K対応、長さ無制限、高度なセキュリティ・カスタム対応
「大量動画を作りたい」「ブランド専用アバターで社内外のコンテンツを展開したい」といったニーズから、シンプルに「SNS投稿用に短いAI動画を試してみたい」場合まで、幅広く対応できるのがHeyGenの魅力です。導入前には公式サイトで最新情報を確認し、プランごとの違いをしっかり把握したうえで、あなたに最適なプランを検討してください。
AIサービス導入のご相談は AI導入.com へ(完全無料)
- マッキンゼー出身の代表による専門的なアドバイス
- 日本・アメリカの最先端AIサービスの知見を活用
- ビジネスの競争力を高める実践的な導入支援