SeaArtは商用利用できる?商用利用可能なモデル&LoRA3選
近年、AI画像生成サービスSeaArtは、その手軽さと高品質な生成画像から、商用目的での利用を検討する企業やクリエイターから大きな注目を集めています。
しかし、商用利用にはライセンスや著作権などの注意点もあり、正しく理解することが不可欠です。
この記事では、SeaArtの商用利用時のルールや注意事項、具体的な活用事例まで詳しく解説します。
ビジネスや創作活動にSeaArtを取り入れたい方は、ぜひ参考にしてください。
SeaArtとは
出典:SEAART
SeaArt(シーアート) は、オンラインで利用できる画像生成AIサービスです。
Stable Diffusionをベースとした様々なモデルをクラウド上で動作させ、日本語プロンプトにも対応した使いやすいインターフェースを実現しています。
専用のソフトウェアや高性能なPCを用意しなくても、高品質な写真風の画像やアニメ風のイラストを自由に作成できるのが特徴です。
近年注目度が高く、ControlNet対応やLoRAの利用など、多彩な機能を備えており、初心者から上級者まで幅広く活用されています。
SeaArtは商用利用できるか
ImageFXで作成
結論として、SeaArtで生成した画像は商用利用が可能ですが、モデルによって異なります。
公式FAQでは「商用利用は禁止されていない」と明記されています。
実際、SeaArtで自分が作成した画像や、他のユーザーの作品を事業目的で使用すること自体に制限はありません。
ただし、「商用利用OK=著作権侵害しない」ではない点に注意が必要です。
生成画像が既存のキャラクターや作品と酷似している場合、たとえモデルのライセンス上は商用利用可能でも、類似性・依拠性の観点から著作権侵害と見なされる恐れがあります。
したがって、最新の利用規約や各モデルのライセンスを確認しつつ、自己責任で安全に商用利用するようにしてください。
モデルの商用利用可否を確認する方法
ImageFXで作成
SeaArtで使用するモデルの商用利用可否は、各モデルの公開元で確認できます。
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確認したいモデルをクリック
出典:SEAART
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許可範囲をチェック
出典:SEAART
ライセンスは変わる場合もあるため、最新情報を都度確認してください。
LoRAの商用利用可否を確認する方法
ImageFXで作成
SeaArtでは、ユーザーが作成したLoRA(学習済み追加スタイルモデル)も多数利用できます。
LoRAについても、基本的な確認方法はモデルと同じです。
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確認したいLoRAをクリック
出典:SEAART
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許可範囲をチェック
出典:SEAART
LoRAもモデル同様にライセンス遵守が大前提であり、商用利用可と明示されたものだけを活用するようにしましょう。
商用利用可能であれば、生成画像をNFT販売したり、ビジネス利用したりすることも可能ですが、利用規約に従ったクレジット表記など必要な条件があれば忘れずに満たしてください。
SeaArtで商用利用可能なモデル3選
出典:SEAART
SeaArt上には数千種類ものモデルが公開されており、その中には商用利用可能(オールグリーン)と確認されたモデルも多数存在します。
ここでは、その一例として、人気の高い商用利用可能なモデルを3つ紹介します。
いずれも高品質な生成が可能で、ライセンス上も商用利用が許可されているモデルです。
1. yayoi_mix
出典:SEAART
yayoi_mixは、リアル系美女の生成に特化したモデルです。
アジア系の女性を写実的かつ繊細に描画でき、まるで実写写真のような高品質な画像が得られるため、AIグラビアや写真集用途でも人気があります。
ライセンスはStable Diffusion 1.5がベースの 「CreativeML Open RAIL-M」 で、生成物の商用利用が許可されています。
実際、作者によるライセンス情報でも「生成画像の販売」「商用サービスでの利用」などが可能と明記されており、安心して商用利用できるモデルの代表格と言えるでしょう。
ただし、暴力や成人向けなど、公序良俗に反する利用は禁止する旨も記載されているため、ライセンスの細則は遵守してください。
2. CyberRealistic
出典:SEAART
CyberRealistic、複数のモデルをブレンドして作られた、高度な写真風モデルです。
その名の通り、サイバーパンク風から現実世界風まで幅広いテーマでリアルな画像を生成でき、少ない入力でも高精細な出力が得意です。
ライセンスはCreativeML Open RAIL-Mで提供されており、商用利用に制限はありません。
ライセンス文には、「モデルの改変や再配布も可能(ただし改変部分には自分の著作権表示可)」「生成物の利用はユーザーの責任範囲で行う」など、オープンかつ責任ある利用を促す旨が記載されています。
実際、SeaArtでも 商用利用フリー(オールグリーン) のモデルとして名前が挙がっており、個人・商用問わず幅広く利用されています。
3. FLUX
出典:SEAART
FLUXは、ドイツのBlack Forest Labs社が開発した、次世代の画像生成モデルです。
Stable Diffusionを凌駕する120億パラメータ規模で学習されており、高い忠実度と多様性を兼ね備えた最先端モデルとして注目されています。
SeaArtには2024年公開の「FLUX.1」シリーズが搭載されていますが、実はライセンス形態が異なる2種類のバリエーションがあります。
将来的にプロ版のみ提供となる可能性もあるため、利用時には最新情報を確認しましょう。
SeaArtで商用利用可能なLoRA3選
出典:SEAART
SeaArtでは、モデル本体だけでなく、ユーザーコミュニティ発のLoRAも多数共有されています。
LoRAを使うと特定の画風やキャラクター表現をモデルに追加でき便利ですが、こちらもライセンスによる商用可否の確認が必要です。
幸い商用利用可能なLoRAも多く存在し、例えばオリジナル美少女イラストやゲーム素材向けのLoRAなどは商用フリーで利用できます。
ここでは、SeaArt上で代表的な商用利用可能とされるLoRAを3つ紹介します。
1. My Pony Style V4
出典:SEAART
My Pony Style V4は、「Pony Diffusion」シリーズ由来のスタイルLoRAと考えられます。
もともとは海外のMy Little Ponyファンコミュニティから発展したモデルで、カートゥーン調の華やかな画風が特徴です。
ライセンスはCreativeML Open RAIL++-Mに準拠しており、モデルの使用・改変・再配布が許可されていますが、一定のガイドラインに従う必要があります。
たとえば商用利用時には**作者(PurpleSmartAI)**へのクレジット表記が求められるなどの条件があり、利用者はそれらを遵守する必要があります。
生成画像そのものの商用利用は可能ですが、ライセンス上定められた表記(**「generated by Pony Diffusion V6」**等)を忘れずに付与し、また第三者の著作権を侵害しない範囲で活用してください。
2. AIULoRA illustrious anime girl 4
出典:SEAART
AIULoRA_illustrious_anime_girl_4は、最新の**オープンソースアニメモデル「Illustrious」**系統のLoRAです。
Illustriousは高品質なアニメ画生成で知られ、既存モデルを凌駕する性能を持つ先進的なモデルとして開発されました。
ライセンスはIllustrious本体と同様にオープンな利用を意図して設定されており、生成画像の商用利用が許可された範囲で配布されています。
実際SeaArt上でも**商用利用可(緑表示)**となっており、ユーザーはこのLoRAを使って作成したオリジナル美少女イラストを販売することもできます。
なお、Illustrious自体が研究用途で公開された経緯もあるため、商用利用時は念のため配布元のガイドラインを再確認すると安心です。
3. FLUX-SD ravishingly sexy
出典:SEAART
FLUX-SD ravishingly sexyは、前述のFLUXモデルをベースに**「魅惑的でセクシー」**な表現に特化したLoRAです。
高性能なFLUXの生成能力を活かしつつ、グラマラスな人物描写やセクシーな雰囲気の演出が可能で、モデル名の通り官能的な作風を得意とします。
ライセンス面では、ベースであるFLUXの[Schnell]版と同様に、商用利用が許可された条件で公開されています。
つまり、生成画像の販売や商業プロジェクトへの利用が認められており、実際SeaArt上でも商用利用可能なLoRAとして扱われています。
ただし、モデル自体の再配布や統合モデルの販売は禁止されている可能性があるため、その点は留意してください。
商用利用時の注意点
ImageFXで作成
SeaArtおよび関連モデル・LoRAの商用利用にあたっては、以下の点に注意が必要です。
著作権侵害
商用利用可能なモデルでも、生成した画像が第三者の著作物に酷似している場合は問題となり得ます。
特に有名キャラクターや実在の人物の特徴を含む画像は避け、オリジナリティの高い出力を心がけましょう。
また、モデルやLoRA自体が有名作品の二次創作的要素を含むもの(例:「○○風スタイルLoRA」)は、たとえライセンス上は利用可能とされていても、権利者から異議が出るリスクがあります。
モデルやLoRAのライセンス変更
モデル開発者の意向や元データのライセンス問題により、後からライセンスが変更されるケースもあります。
例えば、人気モデル**「BRA」**はバージョン7で商用不可に転じ、過去バージョンも含め一律に禁止となりました。
また、モデルのマージ元に商用不可のデータが含まれていたことが判明し、後追いで利用制限がかかる例も報告されています。
このように状況は変化し得るため、利用時には最新情報のチェックが不可欠です。公式発表やコミュニティの情報を定期的に確認し、以前は使えたモデルでもアップデート後に規約が変わっていないか注意しましょう。
まとめ
SeaArtは、高品質な画像を生成できる強力なAIサービスであり、無料プランでも多くの機能を利用できる点が魅力です。
商用利用も可能ですが、著作権侵害やライセンス変更のリスクには注意が必要です。
商用利用を検討する際は、必ずモデルやLoRAのライセンスを確認し、商用利用可能なものだけを使用するようにしてください。
また、既存のキャラクターや作品に酷似した画像の生成は避け、オリジナリティを重視することが重要です。